踏切内に人や車が進入したことを検知するセンサーにビニールテープを貼り付け、近鉄特急2本を緊急停止させたなどとして、三重県警鈴鹿署は8日、偽計業務妨害の疑いで、岐阜県海津市の会社員、神野英治容疑者(55)を逮捕した。
署によると、容疑を認め「仕事でむしゃくしゃしていた」との趣旨の供述をしているという。
逮捕容疑は6月8日午後2時半ごろ、三重県鈴鹿市の近鉄名古屋線磯山駅近くの踏切で、設置された障害物検知装置にビニールテープを貼り付け、上下各1本の特急を緊急停止させて運行業務を妨害したとしている。
署によると、最大約5分の遅れが生じた。同踏切を管轄する近鉄白子駅の助役から110番があり、踏切付近の防犯カメラから神野容疑者が浮上した。