ウサギ駅長「ラビたま」、18日に引退 埼玉高速鉄道

18日に引退する浦和美園駅のウサギ駅長「ラビたま」(埼玉高速鉄道提供)
18日に引退する浦和美園駅のウサギ駅長「ラビたま」(埼玉高速鉄道提供)

埼玉高速鉄道浦和美園駅(さいたま市緑区)で約6年半にわたり「駅長」を務めてきた雌のイエウサギ「ラビたま」が、高齢を理由に18日で引退することになった。愛くるしい姿で人気を集めてきただけに、駅利用者や近隣住民からは惜しむ声が絶えない。

ラビたまは、同社が埼玉県こども動物自然公園(東松山市)から譲り受け、平成27年6月に駅長に就任した。年齢は7歳10カ月で、人間に換算するとおおむね70歳にあたるという。

〝出勤〟しているのは月、水、金曜日の午前9時から同11時半まで。改札前の透明なケージの中から乗降客を見守る姿は多くの人に親しまれ、近くの保育園や幼稚園が、園児がラビたまに会えるように駅を通る散歩コースを設けるほどだった。

引退が決まり、同社には「子供が会うのを楽しみにしていた」「癒やされてきた」といった声が相次いで寄せられているという。

ラビたまは同社を通じ「在任中は地域の子供たちや多くの皆さんが会いに来てくれてうれしかったよ。老後の生活を満喫します」とのコメントを出した。

18日は駅の改札外コンコースで引退セレモニーが開かれ、駅長の任を解く辞令が交付されるほか、記念写真の撮影コーナーも設けられる。リタイア後は、ウサギの飼育経験が豊富な社員の家で余生を送る予定だ。(深津響)