安野光雅が描く洛中洛外

もう一度見たい作品3位 「滝の千年椿」

滝の千年椿
滝の千年椿

その椿には「滝の千年」という固有の名前が付いている。普通の椿ではない。その奇跡的な大きさからだろう、天然記念物に指定された。樹齢1200年といわれ、何本もの支柱で支えられて立っている巨木である。

ともかく描いてみようとはじめたところ、画用紙からはみだしてしまった。

山の中に、誰からも話題にされずに咲いている花の方がいい。これはわたしの好みだから、一般性は少ないだろう。この「滝の千年」も、そこへたどりつくまで山道を登らねばならない。(あんの みつまさ=画家、抜粋)

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