長期欠席議員の報酬ゼロ 大阪府議会、条例成立

大阪府議会議場=大阪市中央区
大阪府議会議場=大阪市中央区

大阪府議会を長期欠席した議員の報酬をゼロにする条例改正案が7日の府議会本会議で全会一致で可決、成立した。無免許運転で当て逃げ事故を起こし、東京都議会を長期欠席した木下富美子元都議=辞職=に議員報酬の支払いが続いていた問題を受け、大阪維新の会と自民党、公明党が共同提案した。来年1月から施行する。

改正条例は、1つの定例会(9月定例会は前半と後半に分けた期間)を全て欠席した議員に報酬を支給しないと定める。府議会事務局によると、府議の報酬は月額65万1千円。

対象期間は欠席した定例会閉会の翌月から再び出席した月の前月まで。例えば5~6月が会期の定例会を全て欠席し、9月定例会に出席すれば7、8両月の報酬は支払われない。不支給とした月数に応じ、期末手当も減額する。

産休や新型コロナウイルスなど感染症法に基づく病気の場合は除外し、医師の診断書が出された入院については議会運営委員会で認められた場合に支給する。

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