プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの本拠地ペイペイドームで、千賀滉大選手や東京ヤクルトスワローズ山田哲人選手のグラブなど6点(時価計約33万円)を盗んだとして、窃盗罪に問われた清掃員、中浜英寿被告(23)の判決公判が6日、福岡地裁であり、神原浩裁判官は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
被告は盗んだ品をスポーツ用品店などに売却していた。神原裁判官は、遊興費目的だったとし「清掃員としてロッカールームに出入りできる立場を悪用した」と指摘。盗んだ品の大半を母親の援助を受けて買い戻し、選手に返還したことなどを踏まえ、刑の執行を猶予した。
判決によると、今年6月と8月、ペイペイドームの選手ロッカールームで、千賀、山田両選手やソフトバンクの和田毅投手らのグラブなどを盗んだ。