週明け6日の東京株市場で、日経平均株価は前週末比162円安で午前の取引を終えた。下げ幅は一時、300円超に広がったが、売り一巡後は買い戻しの動きも出て下げ渋った。
寄り付きは小幅続伸して始まったが、新型コロナウイルスの新変異型「オミクロン株」の感染拡大への懸念から、その後はマイナス圏での取引が続いた。
個別ではソフトバンクグループが売られた。米中対立で出資先の中国企業に影響が出るのではないかとの見方が広がった。同社は株価の水準が高く日経平均株価への影響が大きため、相場全体を下げる要因にもなった。
日経平均株価の午前の終値は前週末終値比162円76銭安の2万7866円81銭。東証株価指数(TOPIX)は9・43ポイント安の1948・43。