鉄道橋改良の費用補助、JR全社に拡大で豪雨対策強化へ

国土交通省=東京都千代田区(鴨川一也撮影)
国土交通省=東京都千代田区(鴨川一也撮影)

国土交通省は、豪雨災害に備え、鉄道橋の改良や補強費用の補助対象をJR全社に拡大する。経営体力があるとしてJR東日本、東海、西日本の3社は除外してきたが、橋流失などの被害が相次ぐ中、事前の対策支援を強化する。本年度補正予算案に空港、港湾なども含めた陸海空の災害対策経費509億円を盛り込んでおり、この一部を充てる。

JRへの補助は、1日の利用者が1万人以上15万人未満か、物流を支える貨物列車が走る路線の橋が対象。従来は私鉄のほか、不採算路線を多く抱える北海道、四国、九州に限って修繕費の3分の1を補助してきたが、東日本など3社も新たに加える。

ただ、被災した際に見込まれる復旧費がその路線の年間収入を上回るなど、一定の条件を設ける方向で検討している。

豪雨では各地の鉄道橋が流失するなどの被害が多発しており、今年8月の大雨ではJR東海の飯田線で橋が傾いた。