奈良市長「資産ない」 賠償金1億円超支払えず

記者会見する仲川げん奈良市長=6日午後、奈良市役所
記者会見する仲川げん奈良市長=6日午後、奈良市役所

奈良市が建設中の火葬場をめぐり、用地の一部を不当に高い価格で購入したとして、市が確定判決に基づき約1億1643万円の損害賠償などを仲川げん市長と元地権者2人に請求している問題で、仲川市長は6日に記者会見し、「地権者との負担割合が決まっていない。資産もない」と述べ、支払えないと説明した。この日が支払いの期限だった。

仲川市長は仮に支払う場合、どう工面するのかとの質問に、自身の給与や退職金を充てる可能性を示唆した。市民からの寄付など、支援の申し出が寄せられていることも明らかにした。

確定判決は、産業廃棄物があると判明した土地を、約1億6772万円で購入することで市側が元地権者と合意し平成30年に支払った土地の契約締結について「市長に裁量権の逸脱があった」として違法と判断した。