浪速風

熱と誠があれば

世界で警戒が強まっている新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」。感染力の強さや重症化リスクなどはまだ明確ではないが、国立感染症研究所は最も警戒度が高い「懸念される変異株」に位置づけている

▶気になるのは、接種済みワクチンの効果だ。米モデルナのバンセル最高経営責任者は既存ワクチンの効果が低下するとの見通しを示し、欧米各国は早期の追加接種に向けて動き出しているが、日本は原則8カ月後。ワクチン供給が間に合わないという事情があるそうだが、岸田文雄首相は前倒しを検討しているという

▶きょうは「血清療法の日」。細菌学の祖として知られる北里柴三郎らが131年前、破傷風とジフテリアの血清療法を発表し、感染症の治療に道を開いた。「人に熱と誠があれば何事も達成する」と説いた北里は、こう続けている。「世の中は決して行き詰まらぬ。もし行き詰まったとしたら、それは人に熱意と誠意がないからだ」