「目に見える成果を」アイホ女子GK藤本那菜インタビュー 北京五輪開幕まで2カ月

「スマイルジャパン」の藤本那菜選手(高橋茂夫撮影)
「スマイルジャパン」の藤本那菜選手(高橋茂夫撮影)

北京冬季五輪開幕まで4日であと2カ月。アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」のGK藤本那菜(デンソー北海道)が産経新聞のオンライン取材に応じた。日本女子はすでに3大会連続の五輪出場権を獲得。出場すれば自身も3大会連続となる32歳のベテランは、日本女子アイスホッケー界の未来を見据え「成果を目に見える形で手にしたい」とメダル獲得を誓う。(橋本謙太郎)

-北京五輪が近づいてきた

「新型コロナウイルス禍でここ2年は思うような活動ができなかったので、あっという間に五輪までの期間がたったと思っている。3度目の正直ではないが、集大成というかこれまでの経験をすべて出せる大会にしたいと思ってトレーニングに臨んでいる」

-アイスホッケーの魅力は

「競技自体の魅力はたくさんあるが、個人的には、みんなで勝利を分かち合える瞬間というのがすごくいいなと思う。多分個人競技ならもうやめていると思うし、チーム競技だから続けてこられた」

-ゴールキーパーのやりがいは

「チームの勝敗を左右するポジション。国際試合は接戦になることが多く、1点の重みがのしかかってくるが、やっぱりチームが勝った瞬間に(やっていて)よかったなと思う」

-ミスが目立つポジションともいわれる

「(テレビなどで放映される)リプレーも失点シーンばかりだし、100本止めたとしても1点取られたらその1点ばかりクローズアップされることが多いが、キーパーがいないと試合はできない。そこは割り切って、チームの勝ちにつなげられるような試合展開にもっていける選手になれればと思う」

-五輪は過去2大会に出場しているが、2014年ソチ五輪はどんな大会だったか

「経験になった大会というか、(5戦全敗で)本当に悔しさしかなかった大会。数字(スコア)だけみれば善戦といってもらえたが、試合をしてみて数字以上の差があると感じた大会だった」

-(2勝を挙げて6位だった)18年平昌五輪は

「自分たちがどこまでやらないとトップとの差を埋められないかを理解し、そこに向かっていけたので、ソチよりは少し成長した試合ができたと思う。ただ、あと一歩というか、大事な場面で1点を守り切るとか1点を決め切るというのがなかなかできなかった」

-北京五輪はどんな大会にしたいか

「日本ではマイナー競技で、注目してもらえる絶好の機会が五輪。そこで結果を残すことでさらに注目してもらえる。この先の女子アイスホッケー界がどうなるかはこの五輪の結果次第と思っているので、若い選手にうまくつなげていきたいし、これまでやってきた成果を目に見える形で手にしたい」

-手応えは

「ソチから一緒にやってきたメンバーがいて、そこに若い世代が加わり、バランスがとれたチームになってきている。いろいろな経験を経て、世界との差を縮めるために自分たちが何をしなければいけないのか考えて取り組んでいる選手が多い。氷上だけでなく陸上でもいろいろなトレーニングを積み重ね、本当に強化されていると感じるところはある」