列車内防犯カメラ義務化へ 京王線事件受け国交省

JR山手線の車両内に設置された防犯カメラ=2018年5月、東京都品川区
JR山手線の車両内に設置された防犯カメラ=2018年5月、東京都品川区

京王線特急の乗客刺傷事件を受け、国土交通省が全国の鉄道会社に、新造する列車への防犯カメラ設置を義務付ける制度改正を検討していることが3日、同省への取材で分かった。JRや大手私鉄各社などと意見交換し、対策を協議していた。

今後の調整を踏まえ、省令の改正などを見据える。現行の省令には車内の不燃性に関する規定はあるが、防犯カメラについては定めていない。

JR東日本の山手線車両に設置されている防犯カメラ(上)。その下は非常用ドアコック=11月、東京都品川区
JR東日本の山手線車両に設置されている防犯カメラ(上)。その下は非常用ドアコック=11月、東京都品川区

10月31日に発生した京王線の事件では、車内に防犯カメラはなかった。乗客が複数の非常通報装置を使用したが、通話はできず、乗務員が車内の詳しい状況を把握できなかった。また乗客が非常用ドアコックを操作するなどしたため、停止位置からずれた状態で緊急停車し、乗客が窓から逃げ出した。

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