カンボジアのフン・セン首相、後継に長男指名 来年に在任37年

カンボジアのフン・セン首相
カンボジアのフン・セン首相

【シンガポール=森浩】カンボジアのフン・セン首相(70)は2日、南西部シアヌークビルで演説し、長男で陸軍司令官のフン・マネット氏(44)を後継首相に指名すると発表した。フン・セン氏は長期政権を築いており、来年1月には首相就任37年となる。

演説でフン・セン氏は首相職を引き継ぐ時期は明言しなかった。「(フン・マネット氏が)選挙で選ばれればだ」とも述べ、2023年8月までに予定されている総選挙後との見方を示した。

フン・マネット氏は後継者の本命とみなされてきたが、これまでフン・セン氏は「私の後継は私だ」と述べるなど、首相を退かない意向を示していた。

フン・セン氏は有力野党を解散に追い込むなど強権的な統治を続けており、20年には欧州連合(EU)が人権問題を理由に経済制裁を発動している。フン・セン政権は中国傾斜を強めており、国内では巨大経済圏構想「一帯一路」を通じたインフラ整備が進んでいる。