アフリカ豚熱、侵入防げ 探知犬140匹で水際対策

肉製品を見つけるため入国者の手荷物のにおいをかぐ検疫探知犬(農林水産省提供)
肉製品を見つけるため入国者の手荷物のにおいをかぐ検疫探知犬(農林水産省提供)

家畜伝染病の一つで国内では未確認のアフリカ豚熱(ASF)に農林水産省が警戒を強めている。有効なワクチンがなく、国内にウイルスが持ち込まれると甚大な被害につながる恐れがあるからだ。アジアで感染が拡大し、脅威が迫る中、水際対策として140匹に増強した検疫探知犬の活躍に期待がかかっている。

日本で感染が相次ぐ豚熱(CSF)は、アフリカ豚熱とは別の病気だ。2018年9月に国内では26年ぶりに感染を確認し、今年10月までに73例発生。豚の殺処分数は約26万頭に上る。

肉製品のにおいをさがす検疫探知犬(農林水産省提供)
肉製品のにおいをさがす検疫探知犬(農林水産省提供)

一方、アフリカ豚熱は豚熱より病原性が強いとされ、近年、アフリカや欧州で広く発生。18年8月にアジアで初となる感染が判明した中国では、既に200件近くが確認された。アジアでは韓国や香港、インドなど15カ国・地域に拡大し、日本への包囲網が狭まっている。

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