中国の元副首相に性的関係を強要されたと告白した同国の女子テニス選手、彭帥さんの問題を巡り、女子テニス協会(WTA)が中国での大会開催見合わせを決めたことを受け、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は、東京都内で「正しい判断だと思う」とWTAを支持する考えを示した。
北京五輪を巡っては、新疆ウイグル自治区での人権問題などを理由に、政府高官を同五輪に派遣しない「外交ボイコット」が欧米諸国を中心に取り沙汰されている。山下会長は「政府が対応しており、われわれがコメントすることでない」としつつ「選手を派遣するということは揺るぎない」と述べた。