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国内感染者が過去最多 新型コロナ「第6波」

オミクロン株、米国で初めて確認 入国者1日前検査義務付けなど

米国旗(ロイター)
米国旗(ロイター)

【ワシントン=渡辺浩生】米国初の新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染例が1日、カリフォルニア州で確認された。バイデン米大統領の医療顧問トップのファウチ国立アレルギー感染症研究所長が1日、記者会見で明らかにした。

バイデン大統領は感染増が懸念される今冬季におけるコロナ対策を2日にも発表する方針。米メディアによると、米国に入国する全ての人に渡航1日前の検査を義務付ける見通し。現在、ワクチン接種完了者は3日前までの検査となっている。

ただし、一時休業や都市封鎖など国内的に批判の強い規制の強化は避けて3度目の「ブースター」を含むワクチン接種をより広範囲に進める考えとみられる。

オミクロン株の初感染者は11月22日に南アフリカから戻った旅行者で29日に陽性がテストで確認された。新型コロナワクチンは2回接種を終えており、症状は軽いという。ファウチ氏は「感染者は自己隔離に入り、すべての濃厚接触者はこれまでのところ陰性だ」と語った。

オミクロン株の感染は世界各地で相次いでおり、米国でも確認は時間の問題とされてきた。バイデン政権はすでに、ワクチン接種の対象を5歳以上の子供にも広げるとともに、18歳以上を対象に3度目接種を推奨している。

また、米製薬大手のメルク、ファイザーが新型コロナの飲み薬の緊急使用を米食品医薬品局(FDA)に申請している。英国ではメルクなどが開発した飲み薬が先月承認されており、米国も臨床結果を踏まえ承認作業を急ぐとみられる。

バイデン大統領は1日、記者団に「米国は世界で最良のワクチン、治療薬、科学者を有している。この変異株には混沌や混乱ではなく科学とスピードで闘う」と述べ、新変異株へのパニック的な反応を抑え、冷静な対応を呼びかけた。