「小さなお葬式」を独禁法違反疑いで審査 公取委

公正取引委員会は2日、インターネット上で葬儀社を仲介するサイト「小さなお葬式」を運営する「ユニクエスト」(大阪市)を独禁法違反(不公正な取引方法)の疑いで審査していたと発表した。葬儀社との間で、ユニクエストと競合する他社との取引を禁止する不当な契約を結んでいた。公取委はこの契約制度が撤廃されたことを受け、審査を終了した。

公取委によると、ユニクエストは平成30年から葬儀社との契約で、手数料を多く支払う代わりに同様のサイトを運営する他社との取引を禁止する「特約加盟店制度」を設けていた。令和3年9月時点で、加盟する1099社のうち229社が特約加盟店だった。

公取委は3年6月、この制度が不公正な取引方法のうち「排他条件付き取引」や「拘束条件付き取引」に当たる可能性があるとしてユニクエストを立ち入り検査した。同社が同9月に制度を撤廃し、他社と取引できるようになったため、独禁法違反が疑われる状況が解消されたと判断した。