3回目接種、静岡県内は必要量確保も「交差」可能性

静岡県は2日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に向けた国から県内への配分量(来年3月分まで)も公表した。対象者を上回る量を確保できる見通し。2回目までと違う種類を打つ「交差接種」が生じる可能性は出ているが県は「海外ではそれほど大きな違いはない」と不安払拭に努めている。

県が公表した3回目接種用のワクチン供給予定によると、来年3月分までの配分量は計114万6千回分。今年7月までに2回目接種を終え、その8カ月後の来年3月までに3回目接種を行う対象予定者約109万人を上回る。

ただ、供給量の内訳は米ファイザー製68万回分、米モデルナ製46万6千回分。これに対し、2回目までがモデルナ製だった人は約2万人で、約107万人はファイザー製だった。交差接種に対し副反応などへの懸念が指摘されているが、県健康福祉部の後藤幹生参事は2日、交差接種について「日本人を対象とした詳細な研究結果は承知していないが、海外では、それほど大きな違いはない」と話した。

その上で、1、2回目がファイザー製、3回目はモデルナ製の接種者は、3回ともファイザー製の接種者と比べて「発熱や頭痛といった副作用が起きる割合が少し高い」と指摘する一方、「逆に(ウイルスに対する)抗体がつく量が高まるとのデータもある」と説明する。

川勝平太知事も2日の記者会見で、3回目接種について「不安に陥る必要はない。オミクロン株の流行が危惧されており、1、2回目と同様に多くの県民に接種してもらい、感染予防につなげたい」と強調した。

会員限定記事会員サービス詳細