英調査会社IHSマークイットは1日、中国の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が11月は49・9だったと発表した。前月から0・7ポイント下がり、3カ月ぶりに下落に転じた。好不況を判断する節目の50も下回った。
中国当局が11月30日に発表したPMIは50・1で、3カ月ぶりに節目を回復しており、判断が分かれた。
国内需要が力強さを欠き、新規受注が振るわなかった。国際的な原材料価格の高騰による生産コスト増や電力不足、新型コロナウイルス流行の影響も続いたという。
ただ、原材料高や電力不足は沈静化の兆しもあり、企業の先行きに対する見通しには改善が見られるとしている。(共同)