韓国でオミクロン株感染を初確認  夫婦ら5人

11月30日、韓国の仁川国際空港に到着する、マスク姿の乗客ら(AP)
11月30日、韓国の仁川国際空港に到着する、マスク姿の乗客ら(AP)

【ソウル=時吉達也】韓国政府は1日、11月30日の新規感染者数が初めて5千人を突破し、5123人を記録したと発表した。経済活性化に向け11月1日から防疫規制を緩和したが、ワクチン接種完了者が陽性となる「ブレークスルー感染」が拡大し、新規感染者は1カ月でほぼ倍増した。

また、24日にナイジェリアから帰国した夫婦ら5人について、新たな変異株「オミクロン株」への感染が確認された。韓国国内では初めて。夫婦はワクチン接種を完了していたことから、帰国後の隔離義務が免除されていた。防疫当局が感染確認前の周囲との接触状況を調べている。

発表によると、新規感染者数は前日から2千人以上増加し、11月23日の最多記録(4115人)を約千人上回った。専門家からは「年末までに1万人規模に達する」との予測が出ている。

30日時点の重症患者も過去最多の723人を記録。1カ月前の343人から倍増し、「医療態勢を維持できる上限」とされた500人を大きく超える状況が続く。重症患者用の病床稼働率は同日、首都圏で89・2%に達し、ソウルでは9割を超えた。

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