農水省と吉本興業がコラボ 動画で若者に食の現状を配信

金子農相(左)とポーズをとる吉本興業の藤原寛副社長=1日午前、農水省
金子農相(左)とポーズをとる吉本興業の藤原寛副社長=1日午前、農水省

農林水産省は1日、国内の農林水産業の現状を知ってもらい、食にまつわる行動変容を促す国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を推進するため、吉本興業と連携すると発表した。同社所属のお笑い芸人が農山漁村など食の現場を〝取材〟し、動画コンテンツとして配信することで、若者世代に農水産業への理解を深めてもらう狙いがある。

農水省内で同日開かれたキックオフイベントで、吉本興業の藤原寛副社長に金子原二郎農水相から委嘱状が伝達された。藤原氏は「所属芸人のうち100組以上が食にまつわる芸名をつけていた。食の魅力、課題についても若い人に向けて動画で発信し、盛り上げていきたい」と話した。イベントには「COWCOW」「ライス」「銀シャリ」をはじめ、吉本所属の22組37人のお笑い芸人も登場。一発ギャグや活動を盛り上げるための企画を披露して会場を盛り上げた。

今回の国民運動は今年7月、Z世代と呼ばれる若者を重点ターゲットにおいて活動を開始した。少子高齢化などで農山村漁村での生産基盤損失などが懸念される中、「これまでも消費拡大などはやってきたが、若者に食の面にも将来課題があることを知ってもらい、共感や応援につなげていきたい」と話す。

農水省は吉本興業との連携で若者へのリーチ活動を本格化させる方針で、同日には第一弾の動画配信を開始。3年度末までに50~60本程度を配信する予定だ。

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