韓国、緩和1カ月で感染倍増 初の5000人台

11月24日、ソウルで新型コロナウイルスの検査を受けるため列を作る市民ら(共同)
11月24日、ソウルで新型コロナウイルスの検査を受けるため列を作る市民ら(共同)

【ソウル=時吉達也】韓国政府は1日、11月30日の新規感染者数が初めて5000人を突破し、5123人を記録したと発表した。経済活性化に向け11月1日から防疫規制を緩和したが、ワクチン接種完了者が陽性となる「ブレークスルー感染」が拡大し、新規感染者は1カ月でほぼ倍増した。

発表によると、新規感染者数は前日から2000人以上増加し、11月23日の最多記録(4115人)を約1000人上回った。専門家からは「年末までに1万人規模に達する」との予測が出ている。

30日時点の重症患者も過去最多の723人を記録。1カ月前の343人から倍増し、「医療態勢を維持できる上限」とされた500人を大きく超える状況が続く。重症患者用の病床稼働率は同日、首都圏で89・2%に達し、ソウルでは9割を超えた。

一方、韓国政府は30日、24日にナイジェリアから帰国した夫婦とその知人ら4人が新たな変異株「オミクロン株」に感染した疑いがあると発表した。夫婦はワクチン接種を完了していたことから帰国後の隔離義務が免除されており、防疫当局が感染確認前の周囲との接触状況を調べている。