立民幹事長に西村智奈美氏 泉氏「多様性を具現化」

西村智奈美元厚生労働副大臣
西村智奈美元厚生労働副大臣

立憲民主党の泉健太代表は1日、党本部で記者団の取材に応じ、党運営の要となる幹事長に、代表選で争った西村智奈美元厚生労働副大臣を充てると発表した。西村氏と同様に代表選の対立候補だった逢坂誠二元首相補佐官を代表代行、小川淳也元総務政務官を政調会長に登用する方針も明らかにした。国対委員長に馬淵澄夫元国土交通相、選対委員長に大西健介衆院議員を充てる。2日の両院議員総会で了承される見通しだ。

泉氏は代表選で執行役員会の半数を女性にすることを掲げており、西村氏の幹事長起用をその象徴とする狙いがある。泉氏は「党が訴えてきた多様性の尊重を具現化したい。党のジェンダー政策を牽引(けんいん)してきた西村さんに、党再生に取り組んでほしい」と述べた。

西村氏は「私たちの挑戦はここからだ。国民のための政治を行う政党だと示したい」と語った。西村氏は衆院新潟1区選出で当選6回。外務政務官などを歴任した。菅直人元首相らの議員グループ「国のかたち研究会」に所属している。

馬淵、大西両氏は代表選で泉氏陣営の幹部だった。

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