石化・炭素事業を分離 三菱ケミカル、環境対応

国内最大の化学メーカー、三菱ケミカルホールディングスは1日、令和6年3月期をめどに石油化学事業と炭素事業を同社から分離すると発表した。二酸化炭素(CO2)を大量に排出する両事業をグループから切り離し、脱炭素の取り組みを加速させる。他社との事業統合や新規株式公開(IPO)など再編方法は5年3月までに結論を出す。

石化事業はエチレンなどのプラスチック原料が主力だ。炭素事業は石炭を蒸し焼きにした製鉄用コークスを手掛けている。3年3月期の両事業の売上高は計約6千億円で全体の2割弱を占めるが、国内市場の成長は限定的だとみて再編する。

石化事業は、傘下の三菱ケミカルの茨城事業所(茨城県神栖市)と岡山事業所(岡山県倉敷市)が主に担っている。炭素事業は、香川事業所(香川県坂出市)が主要な拠点だ。