冬の「鹿寄せ」始まる 奈良、ホルン音色で誘う

ホルンの音色で呼び寄せられる奈良公園のシカ=1日午前、奈良市
ホルンの音色で呼び寄せられる奈良公園のシカ=1日午前、奈良市

奈良公園(奈良市)で1日、ホルンの音色でシカを呼び寄せる「鹿寄せ」が始まった。夏と冬に行われる古都の風物詩。奈良マラソンがある12日を除いて14日まで続き、1、2月も土日などに実施される。

保護団体「奈良の鹿愛護会」のスタッフが、春日大社境内の飛火野と呼ばれる芝生の広場に、シカの好物ドングリを用意。音の高さを変えるボタンのないナチュラルホルンで、ベートーベンの交響曲「田園」の一節を演奏した。しばらくすると、シカが群れをなして駆け寄ってきた。

ホルンの音色で呼び寄せられ、好物のドングリをもらう奈良公園のシカ=1日午前、奈良市
ホルンの音色で呼び寄せられ、好物のドングリをもらう奈良公園のシカ=1日午前、奈良市

鹿寄せは、1892年にラッパを使って行われたのが始まりとされる。初めて見たという横浜市の主婦原依子さん(59)と娘の大学生葉子さん(20)は「駆けて来るシカは迫力があった」と驚いていた。