浪速風

変わる消費の形

JR新大阪駅の新幹線ホーム
JR新大阪駅の新幹線ホーム

コロナ禍が落ち着いて久々に新幹線で遠出をした帰り、ショックを受けた。新大阪駅改札内の立ち食いそば店「浪花そば」が閉店していたのである。創業40年以上の古参店で、特に東京出張からの帰り、ここでの関西風の出汁(だし)を楽しみにしていたビジネス客は多かったはずだ。筆者もその一人である

▶前兆はあった。緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置が出る度に、営業時間短縮のお知らせを繰り返していた。外出自粛で客足が減っていたのは明らかで、ついに耐え切れなくなったということだろう

▶無くなったといえば、街中の清涼飲料自販機もそうだ。今、全国にあるのは202万台で7年前から1割も減った。清涼飲料の生産量も前年比4・9%減の2157万キロリットルだという。コロナ禍の「巣ごもり」は確実に消費の形を変えているということで、新しい生活様式ではこれもやむなしではあるが、「浪花そば」の名物・新大阪そばが恋しくてならない。