新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」対策で政府が外国人の新規入国を停止した30日、日本でも初の感染者が確認された。成田、羽田、関西の各空港の国際線ターミナルは人影がまばら。帰国者からは「ここまで早く広がるとは」と感染拡大を懸念する声が聞かれた。
羽田空港第3ターミナルの到着ロビーには外国人の姿はほとんどなかった。海外からの到着便を知らせる電光掲示板も欠航の黄色い文字が並んだ。ドイツから帰国した都内の30代男性会社員は「欧州でオミクロン株が拡大しているので不安だった。国内でも広がらなければいいが」と話した。
入国時の検査でオミクロン株の感染者が日本で初めて確認された成田空港。一時帰国先の韓国から戻った東京都新宿区の男性会社員(50)は「時間の問題とは思っていたが、ここまで広がるのが早いとは」と驚いていた。