立憲民主党の新代表に選出された泉健太氏は30日、東京都内のホテルで記者会見し、共産党と結んだ政権交代時に「限定的な閣外からの協力」を行うという合意について、「現時点で何かが存在しているということではない」と述べた。記者会見の主な内容は以下の通り。
--共産との合意を継続するか、見直すか
「先の衆院選では想定していた結果を出せなかった。単に継続ということではなくて、まずは(選挙の)総括をしなければならない。その中で今後のことは考えていきたい」
--合意は白紙にするのか
「白紙も何も、前回の衆院選に向けて交わしたものと理解している。現時点で何かが存在しているということではない。枝野幸男前代表にもお伺いをしたい」
--立民をどういう党にしていきたいか
「自民党に対抗ばかりしてしまって、国民に対する発信が弱くなっていた。立民の政策、考え方を理解していただくことが重要だ」
--人事構想は
「代表選に立候補した方には執行部に入っていただく。執行役員会の構成メンバーの半分は女性になることを目指したい」
--党員獲得をどう進めるか
「小川淳也さんを全国に派遣したい。私自身も政権を担える政党があるということを訴え続けていく」
--日本維新の会との関係をどうするか
「国民民主党が立民の兄弟政党のように思われているかもしれない。維新はそれよりも少し遠くにおられるので、特段触れるような話はない」
--連合とどのような関係を築くか
「連合とは労働法制など、ともに取り組んできた。今後も引き続き(関係を)密にしていきたい」