立民新代表に泉氏

立憲民主党代表選の決選投票で勝利し、笑顔を見せる泉健太氏 =30日午後、東京都港区(矢島康弘撮影)
立憲民主党代表選の決選投票で勝利し、笑顔を見せる泉健太氏 =30日午後、東京都港区(矢島康弘撮影)

立憲民主党は30日午後、東京都内のホテルで投開票を行い、決選投票の結果、泉健太政調会長(47)が逢坂誠二元首相補佐官(62)、小川淳也元総務政務官(50)、西村智奈美元副厚生労働相(54)を破り、新代表に選ばれた。来年の参院選に向け、党勢回復や共産党など野党との共闘の在り方が課題となる。政党支持率が日本維新の会と拮抗する中、挙党一致が実現できるかも焦点だ。

泉氏は衆院京都3区選出の当選8回。旧国民民主党出身で、昨年9月の代表選では枝野幸男氏に敗れた。今回の代表選では、党の刷新を訴え、官僚をつるし上げる場という批判もあった「野党合同ヒアリング」の見直しを主張した。候補者の中で年齢は最も若いが当選回数は多く、安定感も評価された。

代表選は、第1回の投票で過半数を獲得した候補がおらず、トップに立った泉氏と2位の逢坂氏による国会議員らの決選投票が行われた。

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