事故危険踏切2600カ所 総務省、解消加速を勧告 遮断機・警報機なし

総務省=東京都千代田区
総務省=東京都千代田区

総務省行政評価局は30日、遮断機も警報機もない「第4種踏切」が令和元年度末時点で全国に2603カ所残っているとして、解消を加速するよう国土交通省に勧告した。事故の危険性があるのに、地域住民の反対などで廃止や改良のペースが鈍化。鉄道事業者と地域住民らの協議を促すなど、国としての取り組み強化を求めている。

第4種踏切は現在の技術基準に適合せず新設はできないが、既存箇所は経過措置で認められている。都道府県別では山口が162カ所で最も多く、次いで長野121カ所など。

令和元年に起きた踏切事故は、第1種が100カ所当たり0・59件に対し、第4種は1・02件と発生頻度が高い。一方、第1種化は1カ所1千万円程度の初期費用がかかる。地方の鉄道事業者には負担が大きいとの意見が目立った。

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