平安神宮(京都市左京区)は、本多和夫宮司(72)が11月30日に退任し、12月1日に禰宜(ねぎ)の鷲尾隆久氏(63)が第16代宮司に就任すると発表した。本多氏は名誉宮司に就任する予定。
鷲尾氏は大阪府東大阪市生まれで、藤原北家(ほっけ)四條流鷲尾家第22代当主にあたる。慶応大卒業後、会社員を経て国学院大で神職の資格を取得した。平成28年に春日大社(奈良市)に奉職。令和2年4月に平安神宮の禰宜と秘書室長に就任した。
鷲尾氏は「宮司として御神徳の宣揚(せんよう)と伝統文化の継承・発展に向けて発信していきたい」とのコメントを出した。