献体遺骨を6年半放置 兵庫医科大

兵庫医科大(兵庫県西宮市)は29日までに、研究などに役立てるため遺族から提供を受け解剖実習で使用した3人の遺体(献体)について、火葬後に6年半以上、遺族に連絡せず、遺骨を返していなかったと明らかにした。遺族の指摘で判明し、大学側は謝罪した。

大学によると、3人の遺体はいずれも2015年1月に実習で活用され、火葬された。職員の退職に伴う引き継ぎが不十分で、担当部署の管理も甘かったことなどが放置の原因としている。今年10月に遺族から「献体してからまだ大学から連絡がない」と問い合わせがあり、発覚。遺骨は学内の遺骨安置室に置かれたままとなっていた。

野口光一学長は「不手際を深く反省し、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。