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ニューノーマルな大学生活 コロナ禍、模索続く

電車内で授業の動画を見る大学3年の岡部知佳さん。「1人暮らしの自宅では集中できなくて」。昨年度は図書館や公園で勉強することが多かった =神奈川県藤沢市(鴨川一也撮影)
電車内で授業の動画を見る大学3年の岡部知佳さん。「1人暮らしの自宅では集中できなくて」。昨年度は図書館や公園で勉強することが多かった =神奈川県藤沢市(鴨川一也撮影)

思い描いたキャンパスライフではなかった-。

コロナ禍で、通学やサークル活動、アルバイトなどが制限された昨年は、多くの大学生がそう悩みながら過ごしたに違いない。

ようやく今、多くの大学で対面授業が再開されたが、すぐにもコロナ禍前のキャンパスのにぎわいが戻ってくるわけではなさそうだ。

巨大な天井に開いた窓から太陽光が差し込む神奈川工科大の「KAIT広場」。昨年12月に完成した半屋外の多目的広場は感染状況に応じて解放され、学生が思い思いの時を過ごしている =神奈川県厚木市(鴨川一也撮影)
巨大な天井に開いた窓から太陽光が差し込む神奈川工科大の「KAIT広場」。昨年12月に完成した半屋外の多目的広場は感染状況に応じて解放され、学生が思い思いの時を過ごしている =神奈川県厚木市(鴨川一也撮影)

文部科学省の調査では、今年度後期の授業は半分以上を対面で行うとした大学が9割を超えた。ただ、対面とオンライン授業を組み合わせた「ハイブリッド型」が主流。学生の間にもキャンパスから離れて勉強するスタイルが定着している。

日本大3年の岡部知佳さん(21)は、昨年度の前期は山梨県の実家に戻り、リモートで授業を受ける日々を送った。

今年度は大半の授業が対面に。「1年ぶりに再会した友人も多く、雰囲気が変わり、流れた時間の長さを感じました」と話す。就職活動を控え、来年度には卒業だ。

「あっという間の大学生活でした」。

カラフルな座席で授業を受ける学生たち。同系色に座ると1メートルの距離が取れる仕組みになっている。出席者が少なくてもにぎやかな雰囲気だ =東京都八王子市の中央大(鴨川一也撮影)
カラフルな座席で授業を受ける学生たち。同系色に座ると1メートルの距離が取れる仕組みになっている。出席者が少なくてもにぎやかな雰囲気だ =東京都八王子市の中央大(鴨川一也撮影)

一方、大学側は、学生たちが安心して通えるよう、キャンパスの改革に取り組んでいる。

感染防止を意識して設計された教室に、学食で提供される格安の朝食-。

「ウイズコロナ」でのキャンパスライフを充実させようと、学生と大学の模索は続いている。

(写真報道局 鴨川一也)

東北大の「100円朝食」。今春から断続的に学食で提供している。1時間目をオンラインで受ける学生の姿も =仙台市青葉区(鴨川一也撮影)
東北大の「100円朝食」。今春から断続的に学食で提供している。1時間目をオンラインで受ける学生の姿も =仙台市青葉区(鴨川一也撮影)
大学生を支援するため、100円で提供している「100円朝食」 =仙台市青葉区の東北大川内キャンパス(鴨川一也撮影)
大学生を支援するため、100円で提供している「100円朝食」 =仙台市青葉区の東北大川内キャンパス(鴨川一也撮影)

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