「静かに見送りたい」 放火で死亡の兄弟の通夜しめやかに

亡くなった兄弟をしのんで通夜に参列する同級生ら=27日午後、兵庫県加古川市平岡町(鈴木源也 撮影)
亡くなった兄弟をしのんで通夜に参列する同級生ら=27日午後、兵庫県加古川市平岡町(鈴木源也 撮影)

兵庫県稲美町で民家が全焼し、焼け跡から住人の小学生兄弟の遺体が見つかった事件で、亡くなった兄弟の通夜が27日、兵庫県加古川市で営まれた。参列した親族や友人ら約200人が兄弟に別れを惜しんだ。

亡くなったのは、小学6年、松尾侑城(ゆうき)君(12)と同1年、真輝(まさき)君(7)の兄弟。葬儀場には午後5時ごろから、保護者に付き添われた制服姿の児童らが次々と訪れた。

参列者によると、遺影には笑顔の兄弟が一緒に写った写真が飾られ、棺の上には2人が好きだったというプロ野球阪神タイガースのユニホームやバットなどが置かれていた。焼香を終えた同級生が遺族に手紙を手渡す場面もあり、涙を流す人も多くいたという。

通夜後、兄弟の両親は弁護士を通じ「今は侑城と真輝、2人の冥福を祈って静かに見送りたい」とコメントした。

火災は19日午後11時50分ごろ発生。木造2階建ての民家が全焼し、兄弟が遺体で発見された。県警はこの家に放火して兄弟を殺害したとして、殺人などの疑いで、兄弟の伯父で無職、松尾留与(とめよ)容疑者(51)を24日に逮捕。詳しい動機などを調べている。

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