偏西風

受刑者の再犯防止 「シマウマ」を見る姿勢、必要 大阪社会部次長・宝田良平

職業訓練プログラムが充実しているPFI刑務所の一つ、美祢社会復帰促進センターの収容棟=山口県美祢市
職業訓練プログラムが充実しているPFI刑務所の一つ、美祢社会復帰促進センターの収容棟=山口県美祢市

「こうだ。格子戸の中にシマウマを一頭入れる。西洋人や、あんた方東洋人やオニャピデは、格子戸越しのシマウマを見て、座った角度によって、白馬だ黒馬だと騒ぐ。そこに真実があるかね」

兵庫・尼崎が生んだ鬼才、中島らもの小説『ガダラの豚』の中で、アフリカの大呪術師バキリは日本から来た一行に、こんな比喩で「真理」を説いた。

このせりふを思い出したのは、本紙連載「真・治安論」第2部で再犯問題を取り上げたとき。このテーマが「白馬」「黒馬」という見方の違いで右往左往しているように思えたからだ。

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