関西経済同友会が、次期代表幹事に三井住友銀行副頭取で大阪駐在の角元敬治(かくもとけいじ)氏(59)を充てる人事を固めたことが26日、分かった。来年5月に任期を終える日本生命保険副会長の古市健氏(67)の後任となる。
代表幹事の任期は1年だが、2期2年務めるのが慣例となっている。2人体制で、多様な視点を会の運営に反映させる狙いがあり、通常、異なる業界の企業経営者が務める。角元氏は、代表幹事2年目に入る、プロアシスト社長の生駒京子氏(65)と二人三脚で、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた関西経済の再生に向けたかじ取りを担う。
三井住友銀出身の代表幹事は、平成27年から2年間務めた蔭山秀一(かげやましゅういち)氏=現ロイヤルホテル社長=以来。
角元氏は神戸大卒。昭和60年に住友銀行に入行し、三井住友銀行執行役員、専務執行役員などを経て、令和3年4月から副頭取(大阪駐在)。関西経済同友会では今年度、常任幹事のほか、経済政策委員会の委員長を務める。