震災犠牲者の身元判明 岩手県山田町の78歳男性

岩手県警は26日、同県山田町で平成23年3月13日に見つかり、東日本大震災の犠牲者として収容した遺体が同町の竹内直治さん=当時(78)=と判明したと発表した。

県警によると、津波後の火災で遺体の焼損が激しかったが、竹内さんの自宅付近で収容された発見当時の状況や、細胞内のミトコンドリアという小器官に含まれるDNA型の鑑定などで特定した。妻と長男と3人暮らしで、避難しようとしたところ竹内さんだけが津波にのまれた。

山田町は26日午後、遺骨を長男らに引き渡した。長男は県警を通じ「父の墓にはこれまで服を入れていた。父と特定され、やっと骨を入れることができ、安心した」とコメントした。