静岡市長、市職員の逮捕者続出で謝罪「前代未聞、あるまじき事態」

静岡市の田辺信宏市長
静岡市の田辺信宏市長

静岡市の田辺信宏市長は26日の記者会見で、窃盗容疑で市職員が逮捕されるなど不祥事が相次いでいることを受け「あるまじき事態が続いてしまい、深くおわび申し上げる」と謝罪し、厳正に対処する方針を改めて示した。綱紀粛正の徹底や職場での意見交換などを通じて再発防止に力を入れる考えも明らかにした。

市などによると、勤務先の市役所内で同僚の机から現金を盗んだとして、窃盗の疑いで市職員の男(39)が24日、静岡県警に逮捕された。市職員の逮捕は4月以降で4人目となり、田辺氏は会見で「前代未聞」と危機感を強めた。

当面の再発防止策として綱紀粛正の徹底や公務員倫理の啓発に加え「緊急職員ミーティング」と称して職場内での意見交換も29日から実施する。対象は教職員を除く全職員約9500人。不祥事を起こした場合の周囲への影響や、職場での不祥事防止対策などについて、係単位で職員同士が意見を交わす。

田辺氏は市職員の不祥事の背景について「私生活や仕事などのストレスによる悩みを自分だけでは解決できなかったことが不祥事につながった可能性があると推測される」と指摘し、相談しやすい環境づくりにも力を入れる考えだ。