H2Oと統合差し止め維持 神戸地裁

エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの経営統合手続きの差し止めを命じた神戸地裁の仮処分決定を不服として、関西スーパーマーケットが申し立てていた決定取り消しを求める保全異議について、同地裁は26日、命令を維持する決定をした。関西スーパーは大阪高裁に保全抗告をするとみられる。統合予定日はすでに12月15日に延期しているが、統合の行方はさらに見通せなくなった。

統合は10月29日の関西スーパーの臨時株主総会で可決されたが、関西スーパーを買収する意向のオーケー(横浜市)が、集計に疑義があるとして11月9日に仮処分を申請。神戸地裁は同22日に仮処分を決定、関西スーパーは決定を不服として同24日、同地裁に保全異議を申し立てていた。

臨時総会では、事前に賛成の委任状を出していた株主企業の代表者が会場で「棄権」とみなされる白票を投票。集計での賛成率は可決に必要な3分の2を下回る65・71%だったが、結果発表前にこの株主から相談を受けた関西スーパー側が「賛成」に変えたことで66・68%となり可決された。

神戸地裁は仮処分決定で「決議の方法に法令違反または著しい不公正がある」「用紙に記入のない投票は『棄権』としか解することはできない」としてオーケーの主張を認めていた。