豊中市が児相設置へ 中核市として大阪府内初

豊中市は25日、児童相談所(児相)を令和7年度に設置すると発表した。現在は府の児相が管轄しているが、児童虐待などの相談件数が増加傾向にあるなか、迅速で切れ目のない専門性の高い支援を目指すとしている。府内の中核市が児相を設置するのは初めて。

市によると、市内の児童虐待相談件数は平成24年度の906件から令和2年度は2110件と2倍以上に増加。市を管轄する府池田子ども家庭センターの相談件数や一時保護件数は、同市の事案が約6割を占めるまでになっているという。

市では自ら児相を運営することで通告・相談先を一元化する切れ目ない支援を実現し、児童虐待の深刻化を防ぐとしている。

令和4年度までに基本計画などを策定し、児相のほか30人が入所できる一時保護所も設置。計約150人の職員を計画的に採用し、公募も実施するという。会見した長内繁樹市長は「いじめ、児童虐待ゼロを目指したい」と話した。

中核市での児相設置は財政問題などの事情から、全国でも金沢市、神奈川県横須賀市、兵庫県明石市の3市にとどまっている。