「重視すべきは生徒の心のケア」末松文科相 愛知中3刺殺

末松信介文部科学相(大泉晋之助撮影)
末松信介文部科学相(大泉晋之助撮影)

愛知県弥富市の市立中学校で3年の男子生徒(14)が同学年の少年(14)に包丁で刺されて死亡した事件をめぐり、末松信介文部科学相は26日、閣議後の記者会見で「重視しないといけないのは、計りかねないショックを受けている生徒たちの心のケアだ」と述べ、県教育委員会に対してスクールカウンセラーの追加派遣に必要な経費を緊急支援する考えを伝えたことを明らかにした。

今回の事件では、逮捕された少年が凶器となった包丁を校内に持ち込んでいた。各学校に策定を義務付けている危機管理マニュアルでは、文科省が示す「作成の手引」に子供による危険物の持ち込みは想定されておらず、再発防止の課題となる。

手引の見直しについて、末松氏は「まだ事件の全容が明らかになっていない。現時点ですべての学校に影響を与える国の方針として言及するのは時期尚早」と説明。警察や教委の調査によって事件の背景や原因が明らかになった段階で、有識者を交えて手引き見直しの適否を含めた学校安全の体制整備などについて検討を行う考えを示した。