東証、変異株で747円安 警戒感から1カ月ぶり安値

東京証券取引所=東京都中央区
東京証券取引所=東京都中央区

26日の東京株式市場の日経平均株価は急落した。終値は前日比747円66銭安の2万8751円62銭で、10月25日以来、約1カ月ぶりの水準に落ち込んだ。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が確認され、世界的な景気回復の鈍化を警戒した売り注文が膨らんだ。

東証株価指数(TOPIX)は40・71ポイント安の1984・98。出来高は約13億200万株。

市場関係者は「ワクチンが効きにくい変異株への感染が拡大して、世界経済が再び失速するとの見方が広がった」と分析した。

南アフリカで確認された変異株は、免疫を回避する性質や高い感染力を持つ恐れがあるという。英国は南アを含むアフリカ南部6カ国からの渡航一時禁止を発表した。これを受け、東京市場ではANAホールディングスやエイチ・アイ・エスといった、変異株の影響が強く懸念される航空、レジャー関連株が大きく値を下げた。