千葉県「第6波」備え体制強化 臨時医療施設整備へ

県が臨時医療施設に転用する「ちばぎん研修センター」=千葉市稲毛区(千葉銀行提供)
県が臨時医療施設に転用する「ちばぎん研修センター」=千葉市稲毛区(千葉銀行提供)

千葉県は25日、県庁で新型コロナウイルス対策の本部会議を開き、感染症流行の「第6波」に備えた保健所や医療提供体制の強化方針をまとめた。2つ目の臨時医療施設を整備するなどして、病床確保に万全を期す。今月末までの期限だった飲食店の営業時間や酒類提供の制限解除は、感染状況を見ながら当面の間継続する。

県によると、今夏の第5波で業務が逼迫(ひっぱく)した保健所については、負担軽減や業務の効率化を重視。本庁での発生届のシステム入力などを通じた患者情報の適切な把握▽市町村との連携や県独自の情報管理システムなどによる自宅療養者への適切な支援▽事前研修を行った他部署の職員の応援派遣などによる保健所運営の強化-を柱とした。

一方、医療提供体制の整備では、これまで4段階だった病床確保計画のフェーズを3段階に再編。12月1日から最も低いフェーズ1で運用を始め、病床940床(うち重症者向け77床)を確保する。病床数はフェーズ2で1290床(同122床)、最も高いフェーズ3は「緊急フェーズ」として1736床(同178床)とした。

フェーズ3では、うち約200床を臨時医療施設などでまかなう。県は病床数について、投薬治療やワクチン接種の普及をふまえ、「今夏よりも感染力が強いウイルスが流行しても、新規感染者数や総療養者数は同程度となる」と想定した。

また、千葉銀行から無償貸与された「ちばぎん研修センター」(千葉市稲毛区)を新たに臨時医療施設(約110床)や宿泊療養施設(約50床)として整備。感染が再拡大した場合に運用を始める。

一方、今月30日までの期限だった飲食店や商業施設における営業時間や酒類提供などの制限解除は、感染状況を見ながら当面の間延長される。