スラックラインで全国大会最年少V インスタでも活躍 宇都宮の13歳少女

スラックラインの技を練習する岡澤恋さん=19日、宇都宮市(鈴木正行撮影)
スラックラインの技を練習する岡澤恋さん=19日、宇都宮市(鈴木正行撮影)

自分で演技動画チェック

スラックラインを始めたのは小学2年のとき。1年から習っているバレエを上達させるための体幹トレーニングが目的だったが、次第に本格的にのめり込んでいった。

中学1年になってからは、学習塾や部活動もあっても週3~4回練習している。自宅近くの空き地を借り、廃棄された電柱2本をアンカー(支柱)としてコンクリートで固め、そこにラインを固定した手づくりの練習場だ。栃木県内の男子プロ選手に指導を受けることもあるが、たいていは演技を母親に動画撮影してもらい、自分自身でチェックする。日が暮れても薄暗いライトのなか、練習を続ける。

平成30年12月にスラックラインの販売代理店とプロ契約。令和元年9月には、日本オープンスラックライン選手権大会のジュニア女子で優勝した。

さらに、出場資格に制限のない一般女子に転向した今年10月23、24日に東京で開かれた同大会でも、最年少での優勝を勝ち取った。新型コロナウイルスの感染拡大で1年以上、実践から遠ざかっており「初めての一般のクラスで緊張した」(岡沢さん)が、女子選手として世界で初めて成功させた空中で2回転半する大技「ダブルブレンダー」を今大会でも成功させたことが優勝につながった。

スラックラインの技を練習する岡沢恋さん=19日、宇都宮市(鈴木正行撮影)
スラックラインの技を練習する岡沢恋さん=19日、宇都宮市(鈴木正行撮影)

海外からも「いいね」

インスタグラムは約3年前から始めた。岡沢さんが撮影の角度や構成について自ら考え、英語でコメントしている。海外でスラックラインをしている人などから、「いいね!」やコメントが寄せられ、励みになっているという。スポンサー契約のオファーも寄せられており、インスタを通じた活動の範囲を広げたい考えだ。

岡沢さんの次の目標は世界大会だ。一昨年4月にドイツで行われた世界大会に出場するはずだったが「同じ日に行われる小学校の運動会に参加したかった」(岡沢さん)ため、やむなく出場を断念した。岡沢さんは「来年は必ず出場したい。スラックラインで演技することで、多くの人に笑顔を届けたい」とほほ笑んだ。(鈴木正行)