スラックラインで全国大会最年少V インスタでも活躍 宇都宮の13歳少女

スラックラインの技を練習する岡沢恋さん=19日、宇都宮市(鈴木正行撮影)
スラックラインの技を練習する岡沢恋さん=19日、宇都宮市(鈴木正行撮影)

ヨーロッパ発祥のスポーツ、スラックラインのプロ選手で中学1年、岡沢恋さん(13)=宇都宮市在住=が、競技団体の日本スラックライン連盟公認の第11回ギボン日本オープンスラックライン選手権大会の一般女子で、最年少優勝を果たした。専属コーチがいないなど練習環境は万全とはいえない中で技を磨いてきた岡沢さん。「多くの人に笑顔を届けたい」と、写真共有アプリ、インスタグラムを使って英語で投稿するなど、メディアの露出が少ないマイナースポーツならではの取り組みでファンの心をつかんでいる。

恋ちゃんスタイル

スラックラインは高さ1・2~1・8メートルに張った5センチ幅の弾力のあるベルト状のライン(綱)の上で跳んだりはねたりのアクロバティックな演技をする競技。綱渡りとトランポリンを合わせたようなスポーツで、国内の競技人口は約5万~6万人。

岡沢さんは、バレエやカンフーをしているほか、中学校の部活動では美術部に所属する、身長155センチの平均的な女の子だ。しかし、幅5センチのライン(綱)の上では、バック転や開脚して静止するなどの難易度の高い演技を軽快にこなす。

ストリート系のカジュアルな競技服の選手が多い中、自らの意思でフリルの付いた膝上丈スカート姿、愛称「恋ちゃんスタイル」でかわいらしさも演出する。

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