西部ガスが創立100周年に向けビジョン策定

西部ガスの道永幸典社長
西部ガスの道永幸典社長

西部ガスホールディングス(HD)は25日、創立100周年となる令和12(2030)年までの経営戦略「西部ガスグループビジョン2030」を発表した。持ち株会社への移行に伴い脱炭素社会への対応や新規事業の創出、人材育成などにHDを挙げて取り組むことを盛り込んだ。

ビジョンでは環境や社会の持続可能性を重視。「エネルギー事業者として、(二酸化炭素排出量を実質ゼロにする)カーボンニュートラルへの挑戦を通じ、責任を果たす」として、石炭や石油から天然ガスへの燃料シフトを加速させるとともに、水素と二酸化炭素を原料にメタンを合成するメタネーションの導入などを掲げた。地域一体となったエネルギー利活用策立案にも貢献するとした。

また、地域密着の企業グループとして雇用創出に加え、他企業や経済団体、行政や市民団体などと協力した地域経済の活性化に貢献することをうたった。一連の変革を担う人材育成にも積極的に取り組むとした。

連結の経営指標としては12年度に売上高を2500億円、経常利益を150億円とする目標も掲げた。

道永幸典社長は記者会見で「HD全体が一体として取り組む上での道しるべになる」と語った。