ヤクルト、日本一足踏み 救援陣炎上「踏ん張れず」

【プロ野球日本シリーズヤクルト対オリックス】9回、オリックス・アダム・ジョーンズに本塁打を打たれたヤクルト・スコット・マクガフ=東京ドーム(撮影・薩摩嘉克)
【プロ野球日本シリーズヤクルト対オリックス】9回、オリックス・アダム・ジョーンズに本塁打を打たれたヤクルト・スコット・マクガフ=東京ドーム(撮影・薩摩嘉克)

SMBC日本シリーズ2021は25日、オリックスがヤクルトに6―5で競り勝った。

ヤクルト最終打者の青木がボテボテの二ゴロに倒れると、高津監督はベンチで天を仰いだ。「投手の踏ん張りがきかなかった」と指揮官。僅差の敗北だが、打線はオリックスの半分の7安打にとどまり、頼みの救援陣が炎上しての敗戦にナインの表情は晴れなかった。

クライマックスシリーズ(CS)ファイナル第3戦で打球を受け途中交代し「間に合うか分からなかったが、よく投げてくれた」と指揮官がたたえた先発の原が降板した六回途中から視界は暗転した。

代わった直後の田口が2死一、二塁からT-岡田に2-2となる同点打を許すと、続く七回を委ねられた3番手石山は打者4人に3安打と逆転を許し1イニングももたずに降板した。5-5に追いつき上げ潮だった直後の九回には、20日の初戦でサヨナラ安打を許したマクガフが先頭ジョーンズに勝ち越しの左本塁打を浴びた。六回から各イニングで失点を重ねる〝投壊〟で勝利を手放した。

星を1つ詰められたが、優位な立場に変わりはない。不調だった主将の山田にも八回に一発が出た。感触は決して悪くない。「向こうは負けられない。こちらはあと1つ(勝てばいい)」と高津監督。仕切り直してオリックスを叩きに神戸に乗り込む。(五十嵐一)

■ヤクルトの山田が特大3ラン 空砲も粘り強く