ザ・コンボイ35周年 今村ねずみ「歩き続ける姿見て」

THE CONVOYの主宰者、今村ねずみ=19日、東京・北新宿(酒巻俊介撮影)
THE CONVOYの主宰者、今村ねずみ=19日、東京・北新宿(酒巻俊介撮影)

昭和61年から活動する演劇集団「THE CONVOY(ザ・コンボイ)」が12月10日から、35周年記念公演「コンボ・イ・ランド」を上演する。過去最多の14人が出演、これまでの上演作品の要素を取り込み新しく作り上げた作品だ。主宰の今村ねずみ(63)は「ただ過去を懐かしむのでなく、歩き続けている姿を見せたい」と話す。

男性俳優が歌い、踊り、芝居をするエンターテインメント「コンボイショウ」は、今村が、パブのイベントで「何かショーをやってくれないか」と頼まれたことから始まった。名称は、トラックが爆走する映画「コンボイ」のCMをたまたま目にし、その響きを気に入ったことから。「当時はこんなに長く続けるつもりはなかった」と苦笑する。

観客に「次はいつやるのか」と聞かれるうち、会場は劇場、ホテルなどに広がり、日本武道館(東京)での公演も行った。「ダンス、歌、芝居と表現手段も場所も選ばずにやれるムーブメントがコンボイ」と自身のスタイルも確立させた。

平成29年の公演から若手も加わり、今作でもオリジナルメンバー5人のほか、9人の若手が出演。「気がついたら一緒にコンボイという道を歩いていた。演劇の現場で生きるさまを若い子たちに託す。思い出を宝にできるかは自分たち次第だから、自身にも問いかけていく内容になる」と思いを込める。

12月10~18日、東京・新宿の「こくみん共済coopホール/スペースゼロ」。大阪公演あり。(道丸摩耶)