二宮和也の思い人…元宝塚トップ娘役・愛希れいか民放ドラマ初出演

追加キャストの愛希れいかと(右側上から)ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ(C)フジテレビ
追加キャストの愛希れいかと(右側上から)ペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ(C)フジテレビ

元宝塚歌劇団月組トップ娘役の愛希れいか(30)が、二宮和也(38)主演の新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」(来年1月3日後9・0、フジテレビ系)で民放ドラマに初出演することが25日、発表された。

第二次世界大戦を舞台に、厳格な日本海軍の軍人と陽気なイタリア人たちの国境を超えた友情と恋を実話に基づいて描いた作品。愛希は、海軍少佐・速水洋平(二宮)が思いを寄せる同級生で、速水の妹・早季子(有村架純)の同僚でもある小学校の教師、鈴木香苗を演じる。

「戦争というあらがえない世界の中で必死に生き、その中で出会う人たちとの絆や愛が、時にコミカルに描かれており心温まる作品。ものすごく堅物の速水がどんどんイタリアの方々と打ち解けていく様子がほほえましく、心にジーンときた」

慣れない映像の撮影現場に戸惑いながらも二宮との初共演を楽しみ、充実した表情。娘役のトップを6年間務め、退団後も舞台で活躍。12月には「泥人魚」(6~29日、Bunkamuraシアターコクーン)が控える。放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」にも出演し、女優としての活動の幅はますます広がるばかりだ。

速水洋平(二宮和也=右)と対峙する潜水艦カッペリーニ号の乗組員(手前からペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ)(C)フジテレビ
速水洋平(二宮和也=右)と対峙する潜水艦カッペリーニ号の乗組員(手前からペッペ、ベリッシモ・フランチェスコ、パオロ)(C)フジテレビ

一方、物語の鍵を握るイタリア人役として漫画家でモデルのペッペ、料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ、オペラ歌手のパオロが出演することも発表された。

15年ぶりの作品で、テレビドラマ初演出となる馬場康夫監督らがオーディションで選び、「やる気もあって、3人がいると現場の雰囲気が明るくなる。イタリア語の翻訳はペッペがしてくれた。漫画家なのでニュアンスがよく分かっていて、現場では二宮さんにイタリア語のせりふを伝えてくれるなど頼りになる存在だった」と感謝した。

企画した同局・狩野雄太さんは「愛希さんは“高嶺の花”感もありながら、戦時下に先生としてたくましく日々生きていく大人の女性像も表現してくださると確信し、お願いした。速水と香苗、アベーレ(ペッペ)と早季子の恋の行方と、決して交わることがない正反対の人生観を持つ速水とイタリア人たちが戦争を通じてどのような関係になるのか注目していただければ」と話している。

(産経デジタル)


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