塩野義、ベトナムとコロナ対策で合意 ワクチン治験など

塩野義製薬の治験用の新型コロナウイルスワクチン(同社提供)
塩野義製薬の治験用の新型コロナウイルスワクチン(同社提供)

塩野義製薬は25日、新型コロナウイルスなどの感染症対策について、ベトナム保健省と協力体制を取るための基本合意書を締結したと発表した。開発中の新型コロナワクチンと飲み薬の臨床試験(治験)をベトナムで実施することについても確認した。ワクチンの世界的な偏在を解消するため、製造技術を移管して安定供給するための協議を始める。

同社はワクチンの最終段階の治験を11月中にも開始する。ベトナムなど複数の国で数万人を対象にプラセボ(偽薬)と比較して効果を確かめる。同社はワクチンの今年度内の実用化を目指している。

また、飲み薬について、年内の承認申請を目指し、9月末から国内で最終段階の治験を開始。国内の感染者が減って十分な症例数を確保できなくなっているため、ベトナムや韓国など4カ国でも治験を実施する方向で調整している。