米、ジョギング中の黒人射殺事件で白人被告3人に有罪評決

白人被告3人に有罪評決が出た後、支持者と抱き合って喜ぶ射殺されたアマード・アーベリーさんの母親=24日、米ジョージア州ブランズウィック(ロイター)
白人被告3人に有罪評決が出た後、支持者と抱き合って喜ぶ射殺されたアマード・アーベリーさんの母親=24日、米ジョージア州ブランズウィック(ロイター)

【ニューヨーク=平田雄介】米南部ジョージア州ブランズウィックで昨年2月、ジョギングをしていた黒人男性のアマード・アーベリーさん=当時(25)=を射殺したとして、殺人などの罪に問われた元沿岸警備隊員トラビス・マクマイケル被告(35)ら白人の被告3人に対し、州地裁の陪審団は24日、全員一致で有罪の評決を出した。

地元警察は当初3被告を逮捕せず、事件の様子を映した動画がインターネット上で拡散した後の昨年5月7日に逮捕。同25日に中西部ミネソタ州で白人警官が黒人男性を暴行死させた事件とともに「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事)」運動が拡大するきっかけの事件となった。

マクマイケル被告は昨年2月23日、元警官の父親グレゴリー被告(65)と車でアーベリーさんを追いかけ、散弾銃で射殺。親子の近所に住むウィリアム・ブライアン被告(52)は別の車で追随し、事件の様子をスマートフォンで撮影したとされる。

裁判で、被告側は「アーベリーさんを逃亡中の窃盗犯と疑い、捕まえようとしたが銃を奪われそうになり発砲した」などと正当防衛を主張。検察側は「アーベリーさんが犯罪に関わった証拠はない」と指摘し、3被告は「アーベリーさんが通りを走っている黒人だという理由で事件を引き起こした」と指弾した。